ATI研究助成成果(2016年度)発表会
1年間の助成期間終了後に全員が集まり成果発表会を行います。
この会は研究助成採択者が相互に交流する場であると同時に、当財団の役員、選考委員、研究会員
との交流の場でもあります。このような出会いと交流を通じ、研究仲間を増やし、今後の新たな研究を
促進しています。
【ATI研究助成成果発表会 開催記】
研究助成成果発表会が、2018年5月17日に新お茶の水 ビルディング2階で、約40名が参加し開催された。
伊達理事長と森田選考委員長による開会挨拶に続き、2016年度採択者による研究成果の報告が行われた。
その後、2018年度ATI研究奨励賞の表彰式と受賞者による講演が行われ、選考に関わった選考委員と
研究会委員長に加え、同日に開催されたATI理事会の理事も多数出席した。
<森田選考委員長挨拶>
ポスターセッションでは研究助成採択者同士の活発な質疑や情報交換が行われ、若手同士の交流や
共同研究の種が育ったと思われる。また、選考に関わった先生方と理事の先生方からの厳しい質問や
貴重なアドバイスも多数有った。後半は、立食形式で参加者全員による交流会となり、若手同士及び
若手と先輩の先生方との議論も更に活発に行われた。
<交流会>
【発表:2016年度 研究助成採択者】 ※所属属・職位:採択時
「GCNを利用した超高屈折率有機薄膜の開発」 宮島大吾(理化学研究所 基礎科学特別研究員) |
「有機酸化反応によるCNTの分解と内包1次元ナノ物質の抽出」 |
「僅かな温度差でバイオ・ナノ材料を濃縮できるイオン液体の開発」 |
「自己組織化ナノ相分離構造を活用した電気化学発光セルの開発」 |
「原子間力顕微鏡を用いたウイルス感染機構の力学的評価」 |
「希薄気体効果を利用した負の熱拡散を可能とするナノ複合材料のトポロジー最適化」 |
「石英を骨格に用いた外場応答性ナノ空間材料」 |
「ナノ凹凸表面を利用した高効率細胞培養技術への挑戦」 |
「核スピンを用いたスピン流の生成およびスピン流生成物質の評価」 |
「ヘテロメタルナノサイズ分子磁石の機能発現」 |